水難事故で最も多いのは「水辺のレジャー」です。
危険を回避し、より安全に楽しむために、
水難事故についてよく知っておきましょう。
水辺の事故の多くが重大な事故に
令和3年1月~8月末までの期間に和歌山県内で発生した水難事故は52件。
そのうち23人の尊い命が失われました。
そのうち23人の尊い命が失われました。
水難事故の約4〜5割は釣りに関すること
例年、水難事故で最も多いのが「魚釣り中の事故」で、全体の約4〜5割に及びます。時季では夏場に多く発生しており、台風などの悪天候への注意が必要です。
水難事故を避けるためのポイント
海では、モーターボートや水上バイクなどプレジャーボートの船舶事故のほか、遊泳中・釣り中の事故により、毎年多くの命が失われています。
海岸に向かって強い風が吹くことで発生する離岸流(リップカレント)は、岸から沖へ強く流れる海水の流れです。この流れは目で見て確認することが難しいため、気づかないうちに沖まで流されてしまうこともあり、注意が必要です。
また、お酒を飲むと「運動能力の低下」と「判断能力の低下」などの原因により、水泳が得意な人でも普段どおりに泳げなくなります。お酒を飲んだら泳がないようにしましょう。飲酒をして事故にあった人の死亡率は、飲酒をしていない人の約2倍も高くなっています。
- 自然を甘く見ず、場所選びは慎重に。
- 突然の高波に注意する。
- 川は見た目より流れが早く、深みもあるので注意。
- 川ではダムの放水や降雨による増水に注意する。
- 子どもから目を離さない。
- サーフィンではリーシュコードを必ず付ける。
- ダイビングでは必ずバディを組む。
- 水上バイク等ではライフジャケットを着用する。
- 遊泳区間への乗り入れや異常接近はしない。
- 釣り場所は危険な場所を選ばない、近づかない。
- 釣り時・乗船時はライフジャケットを着用する。
- 一人での釣りは控え、高波や転落にも注意する。
- 川の場合、地形・天気の急変・急激な増水にも注意。
もし、水難事故に遭ってしまったら
海での場合は
- 無理に泳ぐことはせず、浮いて救助を待つ。
- 沖方向へ流されていると感じたら陸に平行に泳ぐ。
川での場合は
- 流れに足を取られないよう、無理に立たない。
- 足を下流に向けて仰向けで浮く。
周りの人の対処は
- できるだけ多くの人に知らせて、消防(119番)や海上保安庁(118番)に通報する。
- 救出する際は自分の安全を第一に考え無理をしない。
海岸で地震が起こった場合
- 想定にとらわれず、より早くより高く避難する。